FC2ブログ

クエッタの不思議

テレビ番組「深夜特急」のシナリオハンティングでパキスタンのクエッタに入った時、番組のコーディネーターから言われた一言。
「ここから先は法律がありませんから」
「はい?」一同、法律が無いって…法治国家じゃないわけ?となった。部族が支配していてパキスタン国家の法の支配下にないという事らしい。
「法律がないって…どうするのよ?」
「大丈夫です。掟がありますから」
「掟~~!?」「いつの時代だよ、それ!」
「大丈夫です。掟の方がはっきりしてますから」「あ!それから警官には注意してください」
「え!?泥棒じゃなくて?」
「泥棒もですが警官もです。警官に何か言われたらすぐに連絡ください」
「…」
「もし、警官に連れて行かれても、そこで出されるチャイは絶対に飲まないように…睡眠薬が入っていたりしますから…そして貴方のポケットから白い粉が出てきたりして…アウトです」
「…ホントなの?」
「過去にあった例です。もちろん、お金で解決しましたけどね。車一台買える位ですけど」
と言って彼は笑った。
 我々は、そんなコーディネーターの注意に気をつけながら夜のクエッタの町に出ました。賑やかです。バザールと言っても夜店がいっぱいって感じの露店がバァ~~と並んでいます。果物もいっぱい、屋台の日本風の焼きそば屋みたいなごった煮を売っている店、人も大勢出ています。
 イスラムの国なので女性は殆どゼロ。老若男男がいっぱいなわけです。クエッタの町の人口は30万~40万と聞いてましたが、女性を除く全員が夜の町に出てきたんじゃあるまいかという程の賑やかさです。
 でも何かが変なんですよね。何かが日本と違うんです。女性が居ないからではなく、日本の田舎とも香港ともパンコクとも何かが違う。何だろ?この違和感…。
 翌日の昼にも感じます。アレ?何か変だぞ…汗で曇った度付きサングラスに手をやって、はたと気がつきました。人口40万人も居るのに…この町…。
「誰もメガネかけてない!」
そうなんです。町にメガネ屋もなく、全員がメガネなし!
メガネなんて見たことねえ!かけたこともねえ!何と!パキスタンの砂漠の入り口にある、この町の人々には一人も近視が居なかった!!
ただ遠視は居るらしいのですが…らしいだけで終わり…。
てなことで…メガネ屋さんゼロのクエッタからお送りしました。


テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

義援金募集
FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして
源高志のオンライン短編小説(無料)
出版されてない短編をネット公開する事にしました。 他にも追加予定です。
日めくりカレンダー
カテゴリ
最新記事
最新コメント
プロフィール
お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスカウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
増刷してない拙著紹介
関連DVD
月別アーカイブ
QRコード
QR
最新トラックバック